【教材レビュー】ピアノひけるよ!ジュニア1の内容と使用感

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こんにちは!ピアノ講師のみゆぽんです。

多くのピアノ講師が導入教材として使っていると話題の「ピアノひけるよジュニア」シリーズ。

新米ピアノ講師
新米ピアノ講師

学習内容やレベル、対象年齢はどんな感じなのかな?

楽器店では必ず目立つ棚に置かれているほど人気の高い教材ですが、学習する内容を見てみないと、生徒さんに合うかどうか判断が難しいですよね。

今回は、実際にピアノひけるよジュニアシリーズを導入教材のメインとして使っている私が、使用感や学習内容について解説します。

ぜひ教本選びの参考にしてみてください!

特徴

「ピアノひけるよジュニア」(ドレミ楽譜出版社/編曲:橋本晃一)のシリーズは、1~3巻で構成されています。

今回ご紹介する1巻には、解説ページをのぞいて13曲が収録されており、どれも幼稚園や保育園で習うような童謡などがそのまま練習曲となっています。

1巻ではト音記号、ヘ音記号、4分音符、2分音符、全音符、付点2分音符などをおぼえながら、真ん中のドを中心とした範囲で両手の指番号と鍵盤をゆっくり理解していきます。

もくじと収録曲

ゆびのばんごうをおぼえよう
けんばんをみてみよう
くろいけんばんをひこう
たかいおととひくいおと
001チューリップ井上武士
ドとレをひこう
ドとシをひこう
りょうてでひこう
002いちばんぼしわらべうた
3のゆびをひこう
003つきのひかりにフランス民謡
004げんこつやまの たぬきさんわらべうた
4のゆびをひこう
005アルプス いちまんじゃくアメリカ民謡
006きらきらぼしフランス民謡
007ゆかいな まきばアメリカ民謡
008ビッグ・ベンの かね外国曲
009バケツの あなアメリカ民謡
5のゆびをひこう
010ふしぎなポケット渡辺 茂
011こぎつねドイツ民謡
012とんぼの めがね平井康三郎
013あかい かわの たにまアメリカ民謡

メリット

ト音記号とヘ音記号を同時に学べる

このテキストで学ぶ音域は、中央のドを中心に左手はヘ音記号の「ファ」、右手はト音記号の「ソ」までです。

最初からト音記号とヘ音記号を同時に学ぶことによって、ヘ音記号に対する苦手意識がなく、どちらもスラスラと読めるようになります。

知っている曲で楽しい!

この曲の最大の特徴でもあり、メリットでもあるのが、「知っている曲」で構成されているという点です。

曲によっては歌詞もついていて、弾くだけではなく一緒に歌ったり、手遊びをしたりできるのも楽しいです。

みゆぽん
みゆぽん

私がピアノを始めたときは、練習曲が知らない曲ばかりでおもしろくなかったので、このテキストはいいな~って思います!

イラストが可愛い

1巻はどのページもフルカラーで印刷されており、イラストも小さいお子さんが好きそうな可愛らしい絵ばかり。

練習のモチベーションも上がりそうです。

伴奏が素敵

1巻に収録されている曲には、すべて先生用の伴奏譜がついています。

初見で弾ける易しい伴奏ですが、和音の進行はおしゃれなものも多くて素敵です。

巻末に「しゅうりょうしょう」がある

各テキストの巻末には「しゅうりょうしょう」がついており、生徒さんのお名前や日付を書くことができます。

レッスン内でプチ表彰式の時間を設けることで、生徒さんのモチベーションが上がること間違いなしです。

併用のワークブックで体系的に学べる

ひけるよジュニアシリーズの内容に沿ったワークブックでは、記号や音符をなぞるところから始め、最終的には自分で楽譜が書けるような問題が収録されています。

音符の読み書きだけでなく、リズムたたきなども入っており、「読む・書く・リズムをたたく」を体系的に学ぶことができます。

おうちでの宿題として活用してもよさそうです。

デメリット

3歳には少し難しめ

全体的に導入テキストとしては進みが早く、3歳くらいのお子さんには難しく感じるでしょう。

テキスト内のドレミはカタカナ表記ですが、3~4歳でカタカナがスラスラ読める子は少ないはずなので、少し対象年齢は大きめで設定されている印象です。

楽譜を見なくても弾けてしまう

知っている曲だからこそ、楽譜を見ずに弾いてしまう子もいます。

しかし、それを許容してしまうと、楽譜を読む力がつきにくいため、なるべく楽譜を見るように声掛けをしましょう。

弾く前に楽譜を見ながら階名で歌わせるのもよい対策でしょう◎

対象年齢

目安としては4~5歳以上かなという感覚です。

併用のワークブックでは、音名を書くページも多いため、ひらがなの読み書きが習得できていることが条件となります。

まとめ

この記事では「ピアノひけるよ!ジュニア1」の内容と使用感を、ピアノ講師の視点から解説しました。

メリットもデメリットもありますが、個人的にはメリットの方が圧倒的に多く、文句なしの良教材だと思います。

4~5歳くらいからピアノを始める方には、ぜひ使ってみてくださいね!

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