こんにちは!ピアノ講師のみゆぽんです。
今回のテーマはピアノの足台について。
ピアノを演奏するとき、お子さんが無理な姿勢をとっていたり、足が宙に浮いてしまっていることありませんか?
ピアノは鍵盤の高さを自由に変えることはできません。
そのため、演奏者自身がピアノの高さに合わせて座る必要があります。
しかし、小さいお子さんの場合、鍵盤の高さに椅子を合わせると、足がぶらついてしまいますよね。
そこで、その問題を解決していくれるグッズが、ピアノ用の「足台」!
とはいえ、
ピアノの足台って本当に必要なのかしら…?
たくさん種類がありすぎて、自分の子どもにどれが合うのかわからない…
こんなお悩みを抱える方も多いですよね。
この記事では
・足台や補助ペダルは本当に必要なのか
・どのように子どもにあったものを選ぶのか
を解説していきます!
補助ペダル・足台はなぜ必要?
ピアノを弾くときにお子さんの足がぶらぶらしていても構わない…
そう考える親御さんや指導者もいらっしゃるかもしれません。
しかし、足台や補助ペダルを使わないと次の理由から演奏に支障が出てしまいます。
理由①姿勢が悪くなる
足が宙に浮いてしまうと、重心が不安定になり良い姿勢が保てません。
姿勢が悪いと上手に指先に力を伝えることができないため、基礎である指のフォームが崩れてしまったり、繊細なタッチのコントロールがしにくくなってしまいます。
足台を使えば重心が安定するため、指先に効率的に力を伝えることができ、練習効果も格段にあがります。
理由②ペダルが踏めない
小さいお子さんが弾く曲でも、ペダルを使用することは多くあります。
ペダルを踏む際には床にかかとをつける必要があるので、足が宙に浮いた状態ではペダルが踏めません。
足がペダルに届かないからといってペダルの練習を諦めるのはもったいないので、やはり補助ペダルは必須でしょう。
補助ペダル・足台の種類と選び方
ピアノの足台には何種類かあり、ペダル機能の有無やお子さんの身長によって必要な種類が異なります。
それぞれの特徴を説明していきますね。
ピアノ補助台
お子さんの足がぶらぶらしないよう、足を置くための台。
ペダル機能のない一番シンプルなタイプのため、補助ペダルと比較すると安価で購入できます。
ペダルの練習ができないことがデメリットですが、ピアノ初心者にはおすすめです。
個人的におすすめはこちらの「M-60型」。
横のハンドルで高さの調整が可能で、演奏可能範囲も広く、未就学のお子さんでも使える高さなのが魅力的!
発表会やコンクールで使う会場で貸し出される補助ペダルの多くがこの形のため、普段から慣れておくとよいでしょう。
小さい生徒さんを教える指導者は、こちらを教室に常備しておくことをおすすめします。
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【あす楽対応】YOSHIZAWA ヨシザワ ピアノ補助台 AX-RH補助ペダル
補助ペダルは、補助台とペダルが一体化したもの。
ペダルを使わない時は足台として使用でき、ペダルを使う曲にもすぐに対応できることがメリットです。
ペダル機能がつく分、全体的にお値段は高めになることと、重さがあるため持ち運びが少し大変になることがデメリットです。
各メーカーによって多少機能に違いがあります。
ピアノ補助台 高さ調節 安定感 重量あるタイプ 電子ピアノ対応可能 子供用 踏み台 足台 3本ペダル子供の初心者のための演奏補助用品 ピアノ補助ペダル アシストペダル 教育支援 ペダルカバー付き お子様の演奏補助アイテムアシストスツール+アシストペダル
補助台とペダルが別々になったもので、少し背が高めのお子さん向けです。
アシストペダルはピアノのペダルに直接取り付けるため、実際のペダルに近い感覚で踏むことができます。
アシストスツール(足台)は4段階に調整が可能なので、比較的長期間使用することができますし、身長の違う兄弟姉妹でも兼用できます。
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【あす楽対応】吉澤 ヨシザワ PEACOCK ピアノ演奏補助用品 アシストペダル4点セット(ブラック)お子さんの身長の目安
各機能をご理解いただいたところで気になるのは、「どれくらいの身長があれば、それぞれのツールを使えるの?」ということ。
各楽器店が出している目安としては次の通り
- 補助ペダル・補助台:身長110cm~130cmくらい
- アシストスツール+アシストペダル:身長130cm~140cm
身長140cmを超えると、足台なしでもかかとが床につくようになります。
上記の表を見ると10歳(小学校5年生)の平均身長が訳140cmですので、小学校高学年までは足台が必要と考えてよさそうです。
コンクール会場などに伺った際に見ていると、小学校高学年の部になると足台利用率がぐっと下がる印象です
電子ピアノでも使えるの?
結論、多くの電子ピアノで足台や補助ペダルの使用が可能です。
クラヴィノーヴァや大手メーカーの上位モデルではほとんどが対応可能で、実際私の生徒さんたちも問題なく使えています。
一部のモデルでは、アシストペダルがうまくはまらないというケースもあるようなので、ピアノを購入した楽器店等で確認をした方が安心です。
まとめ
床に足がつかないお子さんにとって、足台はとても重要な補助ツール。
決して安くないお買い物ですが、その分メルカリなどでも需要が高く、リセールバリューは悪くありません。
正しい姿勢とペダリングを身につけるために、ぜひ使ってみてくださいね!
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