【教材レビュー】ピアノひけるよ!ジュニア3の内容と使用感

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こんにちは!ピアノ講師のみゆぽんです。

多くのピアノ講師が導入教材として使っていると話題の「ピアノひけるよジュニア」シリーズ。

新米ピアノ講師
新米ピアノ講師

学習内容やレベル、対象年齢はどんな感じなのかな?

楽器店では必ず目立つ棚に置かれているほど人気の高い教材ですが、学習する内容を見てみないと、生徒さんに合うかどうか判断が難しいですよね。

今回は、実際にピアノひけるよジュニアシリーズを導入教材のメインとして使っている私が、使用感や学習内容について解説します。

ぜひ教本選びの参考にしてみてください!

特徴

「ピアノひけるよジュニア」(ドレミ楽譜出版社/編曲:橋本晃一)のシリーズは、1~3巻で構成されています。

今回ご紹介する3巻には、解説ページをのぞいて25曲が収録されており、どれも幼稚園や保育園で習うような童謡などがそのまま練習曲となっています。

もくじと収録曲

001こいぬのマーチ 外国曲
002あわてんぼうのうた 外国曲
003メリーさんのひつじ アメリカ民謡
004よろこびのうたベートーベン
005むすんでひらいてルソー
006かえるのがっしょうドイツ民謡
007チューリップ井上武士
008おもいでベイリー
009こぎつね外国曲
010とんぼのめがね 平井康三郎
011アマリリスフランス民謡
012てをたたきましょう 作曲者不明
013むしのこえ文部省唱歌
014かねがなるフランス民謡
015すいかのめいさんちアメリカ民謡
016つきのひかりにフランス民謡
017おおきなふるどけいワーク
018アビニヨンのはしのうえでフランス民謡
019やまのおんがくかドイツ民謡
020バケツのあなアメリカ民謡
021ゆかいなまきば アメリカ民謡
022ぶんぶんぶんボヘミア民謡
02310にんのインディアンアメリカ民謡
024シューベルトのこもりうたシューベルト
025あかいかわのたにまアメリカ民謡

メリット

知っている曲で楽しい!

1巻や2巻と同じく、「知っている曲」で構成されているというのが一番のメリットです。

3巻は比較的難易度が高いのですが、メロディーが頭に入っているため、右手の譜読みがスムーズにできます。

巻末に「しゅうりょうしょう」がある

こちらも1巻・2巻と同様に、巻末に「しゅうりょうしょう」がついており、生徒さんのお名前や日付を書くことができます。

レッスン内でプチ表彰式の時間を設けることで、生徒さんのモチベーションが上がること間違いなしです。

併用のワークブックで体系的に学べる

ひけるよジュニアシリーズの内容に沿ったワークブックでは、記号や音符をなぞるところから始め、最終的には自分で楽譜が書けるような問題が収録されています。

音符の読み書きだけでなく、リズムたたきなども入っており、「読む・書く・リズムをたたく」を体系的に学ぶことができます。

おうちでの宿題として活用してもよさそうです。

デメリット

左手が難しい

選曲の割に左手の伴奏が難しい曲が多く、1曲を仕上げるのに時間がかかります。

左手の練習や、両手をバラバラに動かす練習にはとても良い教材ですが、2巻までスムーズに進めてきた子も、3巻になってから途端に進度が遅くなる傾向にあるので、モチベーションを保つための工夫が必要です。

3拍子の曲が少ない

全25曲のうち、3拍子の曲は「バケツのあな」1曲のみ、その他は全て2/4拍子や4/4拍子の曲です。

3/8拍子や6/8拍子も出てこないため、3拍子のリズム感を学習したい場合は他のテキストを併用した方がよいでしょう。

対象年齢

個人差があると思いますが、6~8歳くらいが適齢期かなと思います。

みゆぽん
みゆぽん

右手と左手がバラバラに動くので、未就学児には難しい印象です。

まとめ

この記事では「ピアノひけるよ!ジュニア2」の内容と使用感を、ピアノ講師の視点から解説しました。

少し難易度が高めの教材ですが、基礎がしっかりと身に付くとても良い教材です◎

導入期の指導に、ぜひ使ってみてくださいね!

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