こんにちは!ピアノ講師のみゆぽんです。
今回のテーマは練習の習慣化について。
上手くなりたいのに、なかなか練習にとりかかることができない
子どもには毎日練習させたいのに、つい忘れたりサボってしまう…
こんなことが続くと、「私はなって意思が弱いんだろう…」「どうしてうちの子はできないんだろう…」と落ち込んでしまう方も多いのではないでしょうか?
実は毎日コツコツできる人とできない人に能力の差はありません。
違いは「習慣化のコツ」を知っているかどうかなのです。
この記事ではピアノの練習を習慣化させるコツを3つご紹介!
これらを取り入れれば、きっと練習を習慣にすることができますよ!
習慣化ってどんな状況?
習慣化とは、行動や思考を無意識に繰り返す状態になることです。
例えば
- 朝起きたらテレビをつける
- 寝る前に歯を磨く
このように、毎日自然としている行動ってありますよね。これが習慣です。
遊び盛りのお子さんにありがちな、「学校から帰ってきたらゲームをする」も、習慣になっていると言えるでしょう。
ピアノの練習を習慣にするということは、毎日ピアノに向かうことを意味します。
習慣にすることで、ピアノが身近な存在になり、自然な流れで練習ができるようになるのです。
練習を習慣化させるメリット
練習が辛くなくなる
ピアノ上達のカギは、やはり毎日の練習。
とは言え、練習は決して楽しいだけのものではなく、ときには「面倒だなあ」「やりたくないなあ」と感じることも出てきます。
しかし一度習慣化してしまうと、継続すること自体が「当たり前」になるため、辛さを感じなくなります。
自信がつく
ピアノの練習を習慣化することで、自信がつくというメリットもあります。
なにか一つのことを長期的に継続させられることは、ひとつの成功体験。
この経験は、自己肯定感や自信を高めることにつながります。
上手になる
当たり前のことですが、上達するスピードが速い人や、コンクールで結果を残せるような人は、人よりもたくさん練習をしています。
楽器の習得は一朝一夕に上手くなるものではありませんが、練習を習慣化して努力し続けることで、確実に上達するでしょう。
習慣化に失敗する原因
毎日コツコツ練習できる人は、意思が強いんじゃないの…?
こう思う方も多いかもしれません。
しかし、「習慣化=強い意志が必要」というのは勘違いです。
習慣化に失敗する原因は能力や性格の問題ではなく、私たちの脳が面倒くさがり屋だからです。
私たちの脳は、生命維持のためにできるだけ変化を避けようとする性質があり、この防衛本能が私たちの行動を抑制しようとします。
つまり新しい習慣を身につけることを、脳が拒んでしまうのです。
練習を習慣にするには、この脳の抑制を克服する必要があります。
そのためのカギとなるのが、脳の中にある「側坐核」という部分。
この側坐核は、行動力の源となるドーパミンというホルモンを分泌しますが、ドーパミンを分泌させるためには、側坐核に刺激を与えなければなりません。
そして、側坐核というやる気スイッチは、行動に着手することではじめてオンになります。
つまり、習慣化するためには、まず行動することがポイント。
ここからは行動に初速をつけ、習慣化させるコツをお伝えしていきます!
習慣化させるコツ3選
とりあえず1分だけ練習してみる
いざ練習を始めようと思っても、なかなかやる気が出ない。
そんなときに有効なのが、「まず1分だけ練習してみる」ということです。
実際に1分弾いた後にやめてしまっても構いません。
ただ、1度練習を始めてしまえば不思議ともうちょっとやりたくなるものです。
とりあえず1分だけ、と最初の一歩のハードルを極限まで下げることで、毎日の練習を習慣化しやすくなります。
予め楽譜を広げておく
練習を先延ばしすることなく取りかかるポイントは、練習を始める前にあります。
前日の就寝前、あるいは仕事や学校に行く前に、今日やるべき曲の楽譜を広げておくのです。
このように物理的なアクセスタイムを短くすることで、「今日は何を練習しようかな」「やっぱり面倒だから後でにしようかな」という迷いが少なくなるため、練習の習慣が定着しやすくなります。
ルーティンに組み込む
新たに習慣づけたいことは、すでに定着している習慣にくっつけると成功確率があがります。
具体的には
- おやつを食べたら練習する
- お風呂に入ったら練習する
というように、毎日欠かさずやっているルーティンの中に組み込んでしまいましょう。
習慣化したい人におすすめの書籍
今回ご紹介した方法は、こちらの書籍の中にも書かれている方法の一部を、ピアノの練習用にアレンジしたものです。
私自身も実践してみましたが、本当に効果がすごい…!
他のコツも気になる方、ぜひご一読を!
普段読書はしないよ~という方にはマンガ版がおすすめ。
ストーリー性があって、あっとう言う間に読めてしまいます!
まとめ
今回はピアノの練習を習慣化させるコツ3選をご紹介しました。
ここまで読んでいただいた方は、練習を習慣化するために何をするべきか、コツをつかめたことと思います。
今回ご紹介したのはどれも簡単に取り入れられるものばかり。
これらのコツを組み合わせ、少しずつ練習を習慣化していけば、ピアノが身近な存在になり、楽しく続けることができるでしょう。
是非、試してみてくださいね。ピアノの上達が期待できますよ!
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