こんにちは!ピアノ講師のみゆぽんです。
楽器を演奏する上でとても大事な要素の一つが、楽譜が読めるということ。
ピアノを習ってみたいけど、楽譜が読めないからハードルが高い…
このように楽譜に対して苦手意識があることで、楽器演奏をあきらめてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
楽譜は一定のルールに沿って音符が並んでいるので、基本を覚えてしまえば難しくはありません。
この記事では、楽譜を読むにあたって最低限必要な要素を解説します。
楽譜の読み方をマスターして、好きな曲を演奏してみましょう!
楽譜の基本的な構成
楽譜は音楽の「地図」のようなもの。
「五線譜」と言われる5本の平行線の上に音符や記号が書かれていて、どの音をどのタイミングで演奏するかを表しています。
楽譜の基本的な要素は、次の3つです。
- 音部記号(ト音記号・ヘ音記号など):基準の音の高さを表している記号
- 音符:音の長さや高さを表します。
- 拍子:楽譜の拍子を示す記号です。
横書きの文章と同じように、左から読んでください。
音符の位置と音の高さ
五線譜に書かれた音符の位置は、音の高さを示しています。
ト音記号やヘ音記号などの音部記号によって、「ド」の音がどの位置か決まります。
ト音記号
楽譜の読み方を1から学ぶ方は、まずト音記号の読み方から始めましょう。
ト音記号は、高い音を書くときに使用します。ピアノで右手で弾くメロディや、歌声などがこの記号で書かれます。
ト音記号で書かれている楽譜は、下の図の一番左側にある「ド」が、ピアノの真ん中にある「ド」です。
ヘ音記号
ヘ音記号は低い音を書く際に使用します。
ピアノの左手で弾く低い音域の部分や、バスのパートなどがこの記号を使います。
下の図の一番右にある「ド」が、ピアノの真ん中の「ド」です。
音符の種類
音符は音の高さの他に音の長さも表しており、その音の長さによって、音符の形が変化します。
全音符を基本とし、全音符を2等分したものを2分音符、4等分したものを4分音符、8等分したものを8部音符と呼びます。
基本は四分音符を1拍としてカウントします。
付点(音符の横の黒い点)がついている音符は、その音符の1.5倍の長さになります。
休符の種類
休符は、音を出さない場所に使う記号です。
音符と同じように長さがあり、4分音符と同じ長さだけ休む休符を4分休符、2分音符と同じ長さは2分休符、全音符と同じ長さは全休符となります。
拍子
拍子は音楽のリズムを決める大事な要素で、楽譜の最初に書かれている数字で表されます。
分母はその曲の1拍の基準となる音符の種類を、分子はその1小節の中にはいる音符の数を表しています。
例えば、4/4は「4分の4拍子」と読み、「1小節の中に四分音符が4拍がある」という意味です。
臨時記号
楽譜には、特定の音を半音高くしたり低くしたりする記号があります。
基本的には次の3つを覚えておけばOKです。
- シャープ(♯):音を半音高くします。
- フラット(♭):音を半音低くします。
- ナチュラル(♮):シャープやフラットを元に戻し、通常の音にします。
好きな曲を弾いてみよう!
以上の基本を学んだら、あとは慣れるだけ!
好きな曲の楽譜を購入して実際に弾いてみましょう!
初心者の私にも読める簡単な楽譜ってあるかしら…?
「ぷりんと楽譜」を使えば、簡単なアレンジの楽譜を1曲から購入できるよ!
ヤマハ「ぷりんと楽譜」 なら、好きな曲1曲から購入できます。
初心者向けの簡単なアレンジも多いので、おすすめです!
\好きな曲を弾いてみる/
まとめ
楽譜を読むのは最初は難しいかもしれませんが、基本をしっかり押さえることで徐々に慣れていきます。
この記事で紹介した知識を参考にして、楽譜を読む練習を続けてみてくださいね!
コメント